ガモーリアン
Gamorrean
原住地:ガモール
身長:1.3〜1.6メートル
主な個体:オータッグ、ログーア ...
怪力と残虐さで知られるガモーリアンは緑色の皮膚をもつ豚に似たヒューマノイドである。成熟した男性の身長はおよそ1.8メートルあり、体重は100
キロを超える。鼻と顎は豚によく似ており、小さな角と牙も生やしている。彼らは天性の怪力に加えてさらに肉体を鍛練しているため、
傭兵や重労働者に非常に適している。
ガモーリアンはエイリアンの言語のほとんどを理解することができるが、彼ら自身は声帯が特殊な構造をしているため自分たちの言葉しか発する
ことができない。ガモール語は豚の唸り声や叫び声とよく似ており、単調であるため他の種族には非常に理解しにくいが、彼ら自身にと
っては複雑かつ多様な通信形態となっている。
ガモールは氷原から森林に至るまでの様々な環境をもつ快適な惑星である。しかし、自然環境に恵まれている一方で、ガモールの歴史は戦
いの連続だった。単純に、ガモーリアンたちは物を破壊したり他人を痛めつけたりすることが大好きなのだ。
ガモーリアンの習慣では、あらゆる生産的な仕事が女性に割り当てられている。女は畑仕事、狩り、裁縫、武器の製造、行商などを行い、
男はひたすら鍛練や戦いに明け暮れている。
ガモーリアンは部族単位で生活しており、各部族の女部族長が他の部族との同盟を結び、その関係を支配している。そして、春先から晩
秋にかけての戦いの季節になると、彼女たちは男に戦闘開始の命令を与えるのだ。
ガモーリアンは剣、斧、槌などの重たい原始的な武器の扱いに長けている。しかし、銀河系全域で繰り広げられている近代的な戦争を目
の当たりにすると、彼らもブラスターの有益さに気付くようになった。このとき以来、男たちは高度な武器を手に入れるため進んで大
量の外貨を稼げる傭兵になり始めたが、ガモールでの戦いでこのようなエネルギー兵器を使用することは蛮行であるとも考えられている。
また、ガモールにはモートと呼ばれる寄生虫も棲息している。野ネズミほどの大きさのモートは生物の血を吸って生きており、その長い生涯を
宿り主と共に生き、大きく成長する。奇妙なことにガモーリアンはモートを可愛がっており、彼らをペットとして自らの地位を表す勲章として
いる。特に闘将や女部族長などの裕福な階層にいるガモーリアンは、20匹以上のモートを寄生させていることも珍しくない。銀河系で彼らが
公然とした愛情を示す生物はこのモートだけである。
初めてガモールに着陸した商業船は、5つの部族を壮絶な争いに巻き込むほどの獲物となった。乗員たちは船を手にする権利を賭けた5
部族の戦いに釘付けとなり、虐殺の現場から勝者が姿を現したのは2日後のことだった。そのガモーリアンたちは満足げに船に近づくと、
それを粉々に粉砕したのだった。このような出来事は7回ほど繰り返され、ついに商人たちも船に重武装を行うようになった。彼らの
新しい任務は貿易ではなく、ガモーリアンたちを奴隷として捕獲することだったのだ。
ガモーリアンたちが金を求めて宇宙へ進出したのもその直後のことだった。彼らは衛兵、兵士、傭兵、賞金稼ぎなどをして働き、事実、カ
゙モーリアンにとってこれほど楽しいことはなかった。
ガモーリアンは金になる楽しい仕事であれば誰のためにでも働き、争いごとに参加できるのであれば喜んで奴隷にもなる。しかし、彼ら
を雇うには契約上の難点が1つある。ガモーリアンとの取引きはすべてが血で清算され、その上、闘将たちは伝統的に新入りたちを互いに
戦わせることによってテストするのだ。そのため、ガモーリアン労働者を採用する場合には同様のテストを行う必要があり、固い契約を結ぶには
力のある雇用主が自らの腕力を誇示しなければならない。雇用主が非力であれば、ガモーリアンは彼のために働く価値はないと判断してし
まう。ガモーリアンたちは暴力を真に尊敬しているのである。
帝国軍はガモーリアンたちを奴隷として利用しており、同様に多くの犯罪組織も彼らを衛兵や兵士として雇っている。一方で、反乱軍にと
ってはそれほど役立ってはいないが、ガモーリアンたちは淡々とその機会を伺っている。
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