ボバ・フェット2
Boba Fett
やがてクローン大戦が終結し帝国の時代になると、ボバはジャンゴの後継者として銀河系で最も悪名高い賞金稼ぎの1人となっていた。
このおよそ20年の間にボバに何が起こったかは知られていない。確かなことは、既に彼の正確な過去や正体を知る者はなく、不確
かな噂だけが囁かれているということである。ある者は彼を上官を殺害したストームトルーパーの脱走兵であると言い、またある者は彼を
惑星コンコード・ドーンの護衛官を務めていたジャスター・メリールであると主張した。ボバと同じマスクと装甲服を身に付けていたというメリールは、
同僚を殺害したことで逮捕された男だった。殺された男も腐敗した官僚だったが、公の権威を汚した罪は重く、メリールは殺人罪で投
獄されてしまったのである。しかし、傲慢な彼は弁護人の願いをよそに全く改心しようとせず、ついにコンコード・ドーンを追放された
のだった。他に同じ装甲服を身に付けているのはフェン・シャイサと、若い野心的な賞金稼ぎジョドー・カストだけである。また、彼をジェダイ
・オーダーによって滅ぼされたマンダロア星系の戦士団の生き残りだと主張している者もいるという。
フェットの装甲服には電子双眼鏡プレート、赤外線スコープ、各種センサー、小型コンピュータが内蔵されており、さらにリストレーザー、ロケットダート、小型
火炎放射器、震動弾発射装置なども装備されている。フェットが腰から吊るしているウーキーの頭髪からもその殺傷能力の恐ろしさが伺
えるだろう。
ジャンゴの死後、生涯の大部分を傭兵や殺し屋、賞金稼ぎとして過ごしてきたフェットは既知銀河で最も荒稼ぎしている男でもあった。
海賊フェルドロール・オコアを捕らえたときには150,000クレジットの賞金を獲得し、ローランの要請でフィブ教の異端者ニヴェキッピキスを捕らえたときに
は、実に500,000クレジットもの賞金を手にしているのだ。
ボバ・フェットが後にその半生をかけて追い求めることになるハン・ソロと最初に出会ったのは、密輸業者の月ナー・シャダーでのことだった
。当時、ハンの首には宗教惑星イリーシアの最高位司祭テロエンザから多額の懸賞金が賭けられていたのである。また、ヤヴィンの戦いの直前に
は、帝国軍のグランド・モフ・ターキンから、ハンに懸賞金が賭けられていたこともある。ボバはいずれもチャンスを嗅ぎつけハンを襲うが、辛く
も逃げられており、やがてどちらも依頼主が死亡したことで獲物を追う理由がなくなったのだった。
だが、その後もボバとハンとの因縁の対決は続けられた。ハンがジャバ・ザ・ハットから背負っていた多額の借金を踏み倒し、銀河中にお
尋ね者として手配されたのだ。そこでフェットは、デンガー、ボスク、そして新参者のスコアと共に、オード・マンテルでソロを罠に掛け、一時的にハ
ン、チューバッカ、ルーク・スカイウォーカーの3人を捕らえることに成功する。彼らは囚人たちをジャバや帝国軍に引き渡そうとするが、相次ぐハン
の強運と味方の裏切りによって、またしても逃げられてしまうのだった。
ダース・ヴェイダーが<ミレニアム・ファルコン>の捜索を依頼してきたのはその数ケ月後のことである。フェットと共にヴェイダーの<エグゼキューター>に召
喚された賞金稼ぎは彼を含めて5人いたが、このときベスピン星系でオード・マンテルの雪辱を果たすことができたのはフェットだけだった。彼
が心配だったヴェイダーの裏切りもなく、カーボナイト冷凍されたソロを受け取ると、ボバはジャバ・ザ・ハットの待つタトゥイーンへと向かう。しか
し、フェットの<スレーヴI>は暗殺ドロイドIG-88に追跡されており、タトゥイーンの軌道上で待ち伏せを受けたのだった。
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