チューバッカ2
Chewbacca
一方で、チューバッカは帝国軍に捕らえられる直前に、キャッシークで愛する妻マーラトバックと結婚しており、息子のランパワランプを授かっていた。それ
でもウーキーにとって命の借りは絶対であり、彼を引き留めたくないと考えるソロの思惑とは関係なく、チューバッカが単独で家族の元へ帰ること
は許されないのだった。幼い息子は父の記憶を持たずに、妻と祖父のアテチトカックによって育てられることになる。チューイーとマーラが正式な婚姻
の儀式を挙げられるのは、これから何年も先のことなのだ。
その後、当てのない生活をおくっていたハンは、宇宙船の操縦技術を認められ、ジャバ・ザ・ハットのお気に入りの密輸業者となった。当初
は気が進まなかったチューイーも、やがてはソロの不法行為に手を貸すようになり、2人は銀河系の裏社会で最も名の知れた密輸コンビとなる。
そして彼らが貨物船<ミレニアム・ファルコン>を手に入れると、その功績は伝説的なものとなった。チューバッカとソロは愛機<ファルコン>の改造に多く
の時間を費やし、オリジナルのYT-1300軽貨物船が持つ本来のパフォーマンスをはるかに超える性能を引き出すことに成功する。チューイーにとって<フ
ァルコン>のメンテナンスは最愛の仕事だったが、彼はことあるごとに天性の気性の荒さを披露し、その毛むくじゃらの腕で何度も愛機の部品を
殴りつけていた。
チューバッカはソロの良心のような存在だった。ソロは自分の身を守る以外の行為を頑なに拒否し、金儲け主義の虚勢を張るだけだったが、チュー
イーはどちらかというと思いやりにあふれた性格だったのだ。これはおそらく、帝国軍に捕らえられている仲間たちの苦痛によってもた
らされたものだろう。ソロは銀河内乱の最中にもあらゆる忠誠を避けたが、帝国に激しい憎悪を抱くチューバッカは、反乱を明確に支持して
いたのだ。しかし、2人は戦争に巻き込まれることを必死に拒否し、やがて運命の出会いを迎えるまで、裏社会での汚れた仕事を続け
ていたのである。
スパイスの密輸に失敗したことから、ジャバ・ザ・ハットに多額の借金を背負うことになったチューイーとハンは、何としてでも大金を手に入れな
ければならない状況に追い込まれ、2人の乗客と2体のドロイドをタトゥイーンからオルデランに運ぶという破格の仕事を請け負うことになる。2人
の密輸業者にとって、この乗客たちが伝説的なジェダイ・ナイトと、やがて銀河を救うことになる選ばれし者の息子、そして帝国軍と反乱
軍の双方にとって極めて重要な情報を持ったドロイドたちであることなど、まったく関係のないことだったのだ。しかし、結果的にこ
の旅はハンとチューイーを銀河内乱の渦に巻き込み、2人はその後何年も反乱軍のために宇宙を駆け巡ることになるのだった。
ヤヴィンの戦いでルーク・スカイウォーカーを助け、デス・スターの破壊に貢献したハンとチューバッカは、反乱同盟軍から英雄として迎え入れられた。その後
も、彼らは仲間たちと共に多くの戦いと苦難を乗り越え、かけがえのない友情と名声を手にしていく。チューバッカはどんなときも常に仲
間のことを心配し、心から彼らを気遣い、反乱軍の中にあって誰からも信頼される重要なメンバーとなったのだ。
そしてエンドアの戦い後、ソロと彼の妻となったレイア・オーガナ・ソロは、3人の子供、ジェイナ、ジェイセン、アナキンを授かっていた。ウーキーの命の借りは
その家族にも及ぶため、チューバッカはソロの子供たちをあらゆる危機から絶えず守っていた。だが、彼の任務は最悪の状況によって終わり
を告げることになる。銀河系の外からやってきた侵略者ユージャン・ヴォングの先兵がサーンピダル星系を攻撃したとき、彼はソロの息子アナキンと
<ファルコン>、そして多くの難民たちを救うためにその命を犠牲にしたのだ。このとき、チューイーは命の借りを全うしたのである。
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