デンガー
Dengar
種族:人間
出身:コレリア
職業:賞金稼ぎ
性別:男
身長:1.8メートル
愛機:コレリアン・エンジニアリング社製ジャンプマスター5000
「返済者」の異名をとるデンガーは、ハン・ソロに対して個人的な復讐心を抱いているコレリアンの賞金稼ぎである。
青春時代のデンガーはフェリーニ・チームで大成したスウープ・レーサーだった。子供の頃からスウープ・レースの危険な魅力に取り付かれていた彼は、コレリアン
星系ではちょっとしたカルト・ヒーローだった。そして、名高いフェリーニ・チームの一員となってからは、トップ・レーサーとしての名声と経済的な力を
手に入れ始める。やがてそれ以上の成功を望むようになったデンガーは、頂点を目指すあまりレースにもエゴを持つようにもなっていった。
スウープ・レーシングの文化は2つの異なる団体によって支えられている。それは星系や帝国政府から後援を受けている公認組織と、ギャングた
ちによって支配、運営されている非合法組織である。両者は完全に異なるレース・スタイルを形成しており、前者は当局によって保護され、
趣があるが、後者は野生的で非常に危険なものだった。しかし、ギャングによって支えられたスウープ・レースが、公式プロのレースより遥かにエキサ
イティングなものであることも事実だった。そのため、もの静かな公式レースよりも多くの話題や伝説、そして英雄が生まれたのである。
そんなカルト・ヒーローの1人が、ハン・ソロという名の若い駆け出しのレーサーだった。デンガーには偉大な実績があったが、それでも人々は絶えずソロ
を優位に比較していた。デンガーは単なる成り上がり者が自分より多くの名声を得ていることに我慢できず、ついにソロとの直接対決を要
求する。ソロとしてもこの挑戦を拒むわけにはいかず、2人はアグリアットの危険な結晶沼で雌雄を決することになった。
コレリアン星系のほぼ全ての人々が固唾を飲んで見守る中、世紀の対決は行われた。それは多くの観衆を1人として失望させることのない銀
河系史上最もスリリングなレース展開となり、もちろん勝敗は最後のストレッチまでもつれ込んだ。わずかに遅れをとっていたソロは、危険を承知で
より低いアプローチをとり、下生えの結晶地帯へと向かう。ソロの大胆な策略を見たデンガーは、さらに低くアプローチをとり、自分を有利にしよ
うとするが、意外にも両者は沼の最後のストレッチを切り抜けるまで、並んで争っていた。しかし、デンガーは最後のビットから結晶のかけらを
取り除いたとき、ソロが頭上にいたことに気付いていなかった。彼のマシンはソロのスウープのリパルサー・スレッドに右側を巻き込まれ、大破してしま
ったのだった。
大火傷を負ったデンガーは同時に深刻な頭部挫傷を抱えることになり、さらに非合法レースに参加していたかどでプロ・ライセンスを永久に剥奪さ
れてしまう。さらに、身体の傷は回復しても、プライドにつけられた傷だけは決して癒えることがなかった。デンガーにとって自分がコレリアン
星系を離れてからもハン・ソロの英雄伝を聞かされることは、非常に耐え難いことだったのだ。
その後、評論家として再出発していたデンガーに帝国軍は殺し屋になることを打診する。帝国軍は傷ついた彼の肉体とプライドを回復させ
るため、視床下部を切除して特殊な回路を埋め込み、デンガーを一切の感情を持たぬプロの暗殺者に作り変えた。さらに薬物投与によっ
て完全な記憶と引き換えにある種の幻覚を生じるようになったデンガーは、帝国軍の命令によって数多くの残虐な任務を遂行していった
。だが、アスラットの神聖な子供たちを抹殺する任務だけは受け入れることができず、それ以降の仕事を奪われた彼は、ソロに復讐心を燃やす
フリーランスの賞金稼ぎへと転向したのである。
ジャバ・ザ・ハットの下で働きながらソロを捜索していたデンガーは、ダース・ヴェイダーによって<エグゼキューター>に召還される。しかし、ボバ・フェッ
トに先を越されたことを知ると、再びタトゥイーンへと戻り、ジャバの宮殿で毎晩のようにゼルトロン・スパイスの効いたワインを飲んで宴の日々を過ごし
ていた。それはデンガーにとってかつての興奮には程遠い毎日だった。
そんな彼に再び人生の転機が訪れる。惑星アルーザでの仕事のなかで、デンガーは踊り子マナルーと出会い、ふとしたことで彼女を帝国軍から助
けることになった。その後、ジャバの宮殿に連れてこられたマナルーが、ジャバの踊り子にされそうになるところを助けたのもデンガーだった。
そして、強い感情移入能力によって相手の心を操ることができるマナルーは、デンガーの失われた感情を取り戻すことに成功する。やがて2人
は恋に落ちていった。
ジャバの死後、宮殿の奥深くに隠されたジャバの財産の噂を知っていたデンガーは、金庫室を開ける識別チップを探すためカークーンの大穴で大破
したセール・バージの残骸へと向かう。しかし、彼が見つけたのはジャバの死体ではなく、サーラックから脱出した瀕死の状態のボバ・フェットだった
。デンガーは傷ついたフェットを宮殿へ連れ帰り、ジャバの医療ドロイドで必死の治療を行う。その後、デンガーとマナルーはフェットの媒酌によって結婚
し、密輸業者の溜まり場とされるナー・シャダーへと旅立つことになる。
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