グリード
Greedo
種族:ローディアン
出身:ローディア
職業:賞金稼ぎ
性別:男
身長:1.65メートル
ローディアンのグリードは、強い賞金稼ぎに憧れる小心者だった。しかし、彼がその短い人生の間に仲間より多くの獲物を仕留めたのも事実で
ある。
タイリアス星系に属するグリードの故郷ローディアでは、賞金稼ぎが最も名誉ある職業とされており、様々な部門ごとに毎年1回最も優れた賞金稼
ぎが表彰されていた。ただ1つ不名誉な行為とされていたのは、発見したお尋ね者を放置し、余計な犯罪を積ませて賞金を吊り上げる
ことである。こうした卑劣な行為にはローディアの評議会も難色を示していたのだ。
グリードの父も多くの人々から尊敬される偉大な賞金稼ぎの1人だった。だが、当時はローディアが最も野蛮だった時代でもあり、氏族間の流
血の争いが絶え間なく続いていたのである。著名な賞金稼ぎであるグリードの父も、冷酷なナヴィック・ザ・レッド率いる好戦的なチャッツァ氏族の
ローディアンたちにとって格好の標的とされていた。やがてグリードの父は惨殺され、家族の財産も全て奪われてしまう。それでもチャッツァ氏族
の気勢は衰えず、ナヴィックはグリードの属するテツァス氏族のローディアンを皆殺しにすると宣言したのだった。
平和的なテツァス氏族のローディアンたちではナヴィックの軍勢に太刀打ちできず、危機を察知したグリードの母ニーラは故郷から逃走することを決心す
る。彼女は当時3歳だった幼いグリードを抱きかかえ、2人の兄ノックとティークー、その他の多くの仲間たちと共に銀色に輝く3隻の巨大宇宙船
で故郷を飛び立った。その後、第2の故郷を求めて銀河系をさまよう宇宙船の中で、ニーラはグリードの弟となるキーダックを出産する。やがて
彼らはついに名も知らぬジャングルの惑星を発見し、平穏な暮らしに戻ることができたのだった。
この新しい惑星で成長したグリードに本当の故郷に関する記憶はなく、彼はこの惑星を故郷だと信じたまま15歳を迎えることになる。
そして彼がいつものように弟のキーダックと遊んでいると、ノック叔父が山の洞窟の中に入っていく姿が見えたのだった。叔父の後をつけた2
人は洞窟の中で3隻の巨大な宇宙船を発見する。2人はこのことを母に話し、初めて自分たちの悲劇的な運命を知らされたのである。
そして1ケ月後、父を殺したナヴィック・ザ・レッドが部下を引き連れてついにこの惑星にやって来た。彼らはテツァス氏族の移住者たちを次々と
虐殺し、グリードらは再び宇宙へと逃走することを余儀なくされる。ノックがたびたび宇宙船を点検していたのもこのときに備えてのこと
だったのだ。3隻のうち1隻はすぐに破壊されてしまったが、ノックの操縦する<ラディオン>はハット・スペースにある宇宙港衛星ナー・シャダーまで逃
走することができた。彼らの新しい生活はナー・シャダーのコレリアン地区のレベル88で始まり、グリードはここで一人前の青年へと成長していった
のである。
ある日、グリードはナー・シャダーの雑踏で2人の賞金稼ぎ、スパーチ ”ウォーホグ” ゴアとディズ・ナタズに遭遇した。彼らは帝国のお尋ね者である
腐敗したスパイス検査官を殺害するが、同じ賞金を狙っていたゴーム・ザ・ディゾルヴァーと呼ばれる恐ろしいサイボーグに襲われていた。偶然居
合わせたグリードは背後からゴームを仕留めることに成功し、結果的に2人の命を救うことになる。このとき彼らから反乱軍に賭けられた賞
金のことを聞いたグリードは、偶然にもコレリアン地区の同じレベルに反乱軍が隠れていたことを知っており、帝国軍に密告したのだった。名
のある賞金稼ぎは自分専用の船を持っていなければならない。グリードもこの賞金で自分専用の海賊船(既に名前は<マンカ・ハンター>と決
めていた)を手に入れることを熱望していたのである。
しかし、ゴアの弟子となって賞金稼ぎの修行に励んでいたグリードは、すぐに自分の過ちに気づくことになる。密告を受けた帝国軍は反乱
軍の隠れ家に対して激しい攻撃を行い、コレリアン地区の4分の1を瓦礫の山と化したのだ。グリードと2人の賞金稼ぎはその直前に宇宙船<ノウ
゙ァ・ヴァイパー>で脱出することができたが、賞金欲しさのために家族の死を招いてしまったことは、グリードにとって深い悲しみとなる
のだった。
その後3人はタトゥイーンへと辿り着き、グリードとゴアはジャバ・ザ・ハットに雇われた。ローディアンのハンターは冷酷で、安い賃金でよく働き、そして失
敗したときはランコアにとって最高の餌となる。そのため、ジャバは彼らのことを大変気に入っており、グリードにとってもジャバの下で働く
ことは賞金稼ぎとしての能力を高めるのに最適の方法だったのだ。
やがて、グリードはジャバからハン・ソロへの借金の取り立てを命じられた。奇しくも彼はナー・シャダーで一度ソロと出会っており、屈辱を味わわ
されたことがあったのだ。そのとき愛機となる予定だった<マンカ・ハンター>を見ていたグリードは、どうしてもデック6パワー・カップリングが欲し
くなり、偶然見つけた<ミレニアム・ファルコン>から盗み出したのだった。しかし、彼はチューバッカに捕まってしまい、そのときソロにランコアの皮製ジ
ャケットを奪い取られたのである。グリードはそのときの屈辱を決して忘れてはいなかった。
モス・アイズリーの酒場でソロを待っていたグリードは、運良く彼が1人になったのを確認する。もちろんチューバッカも遠くから2人に目を光らせてい
たが、グリードはそんなことに気づくはずもなかった。それでも彼は用心のためゴアに後方支援を依頼し、ソロの胸元にブラスターを突き付ける
と、ジャバからの借金の返済を要求する。しかし、ゴアにはグリードに勝ち目がないことは十分に分かっており、当然手助けをするつもりも
まったくなかった。彼はかねてからグリードの命を狙うナヴィックの部下、スークとニーシュに買収されていたのである。そして、先に相手を仕留め
たのはやはりソロだった。グリードはテーブルの下にブラスターを握ったソロの利き腕が隠れていることにも気づいておらず、簡単に返り討ちにされ
てしまったのである。未熟な賞金稼ぎの短い一生はこうして終わりを告げたのだった。
その後、酒場でバーテンダーをしていたウーハーはグリードの死体を回収し、彼の肉片を新しいドロイドC2-R4に注ぎ込んだ。彼がグリードの血肉から
作ったリキュールの味は未だかつてないほど力強く、ジャバも大金を払ってくれると確信させるものだったという。
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