サーラック
Sarlacc
種別:雑食植物
大きさ:口径3.0メートル、深さ100メートル
サーラックは何年もの間、多くの宇宙生物学者を悩ませている謎の生物である。現在までに発見されている最大の個体はタトゥイーンにあるが、こ
の生物はあまりにも個体数が少なく、またあまりにも危険であるため、未だに多くの研究が必要とされている。サーラックは容易に生物学的な
分類ができず、学者の間でも再生能力や胞子を有することから植物だとする説と、活発な運動性から動物であるとする説が真っ向から対
立しているのだ。
タトゥイーンの悪名高いカークーンの大穴に棲息するサーラックは雑食性の大型生物である。蟻地獄状の巣の底には直径3メートルほどの大きく開いたピンク色
の口があり、その中には大きな嘴が隠されている。また、口の周りには3層構造の細く尖った牙も多数突き出ている。しかし、これらは
あくまでも口であり、本体は砂中深くに埋まっているのだ。生物学者たちの推測によると、その体長は100メートルを超えるのではないかと
も言われている。
サーラックの捕食活動は舌の役割を果たす触手を使い、獲物を砂漠表面から口へ引きずり込むことによって行われる。触手は穴の4メートル先に
まで到達することができ、うかつに近づいた不幸な犠牲者は絶対に安全だと思っていても掴まれてしまう。サーラックの犠牲者の大半はカークー
ンの大穴に転落した生物である。穴に転落した犠牲者は極度に冷静さを失い、助けなしに自力で脱出することはほとんど不可能な状態に
なる。狂乱のあまり暴れれば暴れるほど深みにはまってしまい、掻き分けた砂がサーラックに獲物の存在を教えることになるのだ。一度サーラッ
クの触手に捕らえられると決して逃げ出すことはできず、それは確実な死を意味している。
しかし、カークーンの大穴は不毛な大砂丘海の中心に位置するため、サーラックが獲物にありつけるのは極めて希なことである。そのため、サーラック
にはそれを補うための非常に効果的な消化器系が備わっている。サーラックの消化器系は極めて長期にわたって食料を保持することができ、
消化もゆっくりと行われるため、生命維持に必要な量を常に蓄えておくことができる。さらにその間、獲物となった生物にも最低限の
養分を補給し続けるため、犠牲者たちはしばらくの間、苦しみを抱いたまま生存することになるのだ。
サーラックが生息する惑星には様々な民間伝説が生まれており、タトゥイーンの伝説によるとその消化期間は1,000年にも及ぶと言われている。ま
た、サーラックは胞子で増えることが確認されているが、各個体の存在が惑星間に跨っているため、この胞子は宇宙を飛来して惑星に漂着し
、地表に根付くのだとされている。サーラック自体の神経系統は未発達だが、これらは1,000年掛けて消化した獲物の知能を吸収し、複数の
意識を共有するようになるのだという。しかし、著名な学者によると、さすがにそういった活動は不可能だとされている。
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