スペース・スラッグ
Space Slug
種別:真空棲肉食獣
大きさ:体長10メートルほどが定説だが、900メートル以上という報告もある
スペース・スラッグは牙の生えたイモ虫状のシリコン質生命体である。その特殊な代謝機能はマイノックと同様に真空中での生存を可能とし、さらにスペ
ース・スラッグはマイノックを主食としている。特に、スペース・スラッグはマイノックを餌とする唯一の生物であり、これはマイノックの生態系を一手に担って
いることも意味している。
ほとんどのスペース・スラッグは体長6メートルから9メートルであり、過去に報告された最大のものでも20.4メートルである。興味深いことにこのスペース・
スラッグはマイノックを食べなかったが、寄生虫のように体内で生きていたものは発見されている。未開の宇宙の伝説には宇宙船を丸ごと飲み
込んでしまえるほど巨大なものも出てくるが、権威ある団体は一般にその存在を無視している。
スペース・スラッグは主として小惑星帯やその周辺の宇宙空間で発見されている。スペース・スラッグは小惑星を飛び出して泳ぐように宇宙空間を
移動し、それが小惑星間の移動法なのだが、地表にいるときは地面を這って移動することもできる。
スペース・スラッグは宇宙艦船を攻撃することも多いが、それは本能的に小惑星の表面付近を動く物体に襲いかかる習性があるからである。
その攻撃は時として致命的なものとなり、顎と鋭い牙は宇宙服を簡単に引き裂き、人体を噛砕いてしまう。
また、スペース・スラッグは商品的価値も非常に高い。結晶質の内臓は数多くの電子装置に用いられ、強靭な皮膚は上塗りやきめ細かい研磨
材として使用される。他にも人間女性の美しい装飾品の原料として使われている部分もある。その結果、スペース・スラッグは小惑星採掘者
などによって乱獲されており、マイノックによる被害を減らすため法律によって保護している星系もあるほどである。また、孤立して生息
するスペース・スラッグはある程度の大きさに成長すると、小さな二匹の個体に分裂することによって増殖を行っている。
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