コレリアン・コルヴェット
Corellian Corvette
機種名:CR90コルヴェット
製造元:コレリアン・エンジニアリング社
級種:中型多目的宇宙船
分類:大型艦船
大きさ:全長150メートル
速度:2,100G、60MGLT、時速950キロメートル(大気中)
操縦要員:30(士官 6名)〜165名(積載状況による)
乗員定員:600名以上(積載状況による)
積載重量:約3,000トン
航続期間:1年
価格:3,500,000クレジット(新品)、1,500,000クレジット(中古)
推進機構:CEC社製サブスペース・ドライブ、CEC社製クラス2.0ハイパードライブ
航行装備:航法コンピュータ、フォー=キングスメイヤー社製484-J4eスクリーン制御シールド発生装置 ...
武装:テイム&バック社製H9ダブル・ターボレーザー・キャノン 6基
機体材質:フェロマグネシウム・セラミック
艦船の設計思想は周期的に変化している。数十年にわたって様々な用途に適した多目的艦船が製造されているが、特に明確な理由もな
く、新型艦船の多くはただ1つの目的に特化したものが主流になっている。多目的艦船が柔軟な使われ方をされている一方で、単一目
的の艦船も確実に帝国全体にわたって普及しつつあり、このことは大量の貨物を輸送できる反面、人員を収容できない新型の大型貨物
輸送艇や、逆に人員を運べるのに貨物を積み込めない新型のインペリアル・シャトルなどの実例を見れば明らかである。特に軍需艦船では、特化
したものの典型であるデス・スターのように、大型化する傾向にある。
しかし、旧型の多目的艦船の一部はいまだに存在しており、その1つが俗にブロッケード・ランナーとも呼ばれるコレリアン・エンジニアリング社製のコルヴ
ェットである。コルヴェットは兵員輸送艇、軽護衛艦、貨物輸送艇、客船としての機能を果たす中型艦であり、内部のモジュール化によって他の用
途への改造も容易であるため、汎用性と再販価値が非常に高くなっている。特定の分野に特化されている艦船にはかなわないが、多く
の人々はコルヴェットの適応性はその弱点を補って余りあるほどだと信じており、事実、銀河系全体で最も人気の高い機種の1つとなっている。
現在、コルヴェットは銀河系全域に普及しているが、買い手の要求に応じた設計がなされることから、特に多く使用されているのはコレリアン星
系である。コレリアンのパイロットは高速な亜光速度とハイパースペースへの素早いジャンプが可能であれば、内装の広さ、快適さ、貨物区画の大きさ、
船室の広さ、武装の充実度などは特に気にしない。コルヴェットはそのような注文にまさに打ってつけの存在だった。
軍事利用の点では、コルヴェットは貨物区画も小さく、快適ではないが、その代わりに大型亜光速エンジン、シールド発生装置、火力制御防衛コンヒ
゚ュータ、燃料貯蔵庫、武装システム、兵員寝台などに区画を割かれている。武装としては6基のダブル・ターボブラスター・キャノンを装備していること
が多く、1隻の軍需コルヴェットを効果的に操艦するには約165人の乗員が必要である。また、海賊と反乱同盟軍で使用されているコルヴェットは
ほとんど同じ装備をしているが、これらは一般に使い古されており、帝国軍の攻撃によってかなり傷ついていることが多い。
輸送艇としてのコルヴェットは様々な条件の下で多種多様な貨物を格納することができ、水、食料、酸素などの大規模な輸送を行うための改
造も容易である。さらには、異なる種類の貨物を輸送するために区画を分け、それぞれについて気圧や重力を調整することもできれば
、客船として三等から一等までの船室を用意することも可能になっている。実際に、元老院が皇帝によって解散させられる以前は、多
くの議員がコルヴェットを外交船として利用していた。
貨物の価格や緊急性、時には違法性にもよるが、輸送艇としてのコルヴェットは低速重武装、あるいは高速軽武装の場合が多く、持ち主が
十分な投資をしなければ高速性と重武装を併せ持つことはほとんどない。乗員数も貨物の壊れやすさと武装防衛システムの規模によって変
化するが、標準的に区画されている場合は45人から60人程度で十分である。
ハイテク設計には思わぬ弱点が付きものだが、コルヴェットも決してその例外ではない。コルヴェットの最大の弱点は船体中央の背部に取り付けられ
た第一集光器と安定装置であり、攻撃によるダメージを極めて受けやすくなっている。この小さな曲型パネルは艦の大気中における機動性
の制御や、二次システムと補助パワー・セルへの太陽エネルギー供給を行っているだけであるが、比較的もろく造られており、重兵器による安定板
への直撃の第一波はときとして激しい震動を起こし、主反応炉や安定装置直下の補助エンジン区画に大きなダメージを与えることもある。
一度このような事態に陥ると、艦内の全システムがダウンし、反応炉の爆発の危険性が生じることもある。事実、手負いの海賊船コルヴェットが
安定板への度重なる攻撃を受け、崩壊したという記録は数多く存在している。
この弱点を克服するため、一部のコルヴェットでは安定板の強固なものへの交換や、背面シールドの強化などが行われているが、経済的な余裕
がない場合には、現存するシールドを背面に集中させるしかない。この場合、全体的な改良を行った船には劣るが、本来の高速性や機動性
が優れているため、それだけでも戦闘に耐えられる時間が大きく変わってくるのだ。
コレリアン・コルヴェットは既に旧型艦船となっているが、現在でも多くの宇宙艦隊で使用されており、徐々に新しく高性能な艦船に置き換えら
れながらも、根強い信頼感を抱かれている。事実、同盟軍においてコルヴェットは最も一般的な宇宙船であり、さらに、他の所有者にも同盟
軍の支持者が多いため、私有セクターにおけるコルヴェットの普及は帝国軍が数多くの民間船から同盟軍の船を見分けることを困難にしている。
この状況が戦略上有益であると気付いたモン・モスマは、至る所にあるコルヴェットを内密に輸送艇として利用するようにと、同盟セクターの各司令
官たちに提案したのである。コルヴェットと遭遇するたびに検問を行うことは現実的でなく、帝国軍がこれに対抗するためにどのような作戦
を思い付くか、想像することは難しい。
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