サンドクローラー
Sandcrawler
機種名:改良型採掘クローラー
製造元:コレリア採鉱会社
級種:サンドクローラー
分類:ウォーカー
大きさ:全長36.8メートル、全高20メートル
速度:時速30キロメートル
操縦要員:50名
乗員定員:300名
積載重量:40トン、ドロイド1,500体
タトゥイーンは極めて環境の厳しい惑星であり、この灼熱の砂漠惑星では、たとえ最高の境遇を与えられていたとしても、生存していくことは
難しい。かつて銀河系の多くの文化人類学者たちは、原住種族のジャワがこの惑星の荒地で生き延びているだけでなく、実際に広大な砂丘
海を徘徊しながら繁栄しようとしていることを知って驚いた。事実、彼らの成功の一端は、彼らが砂漠を横断する際に使用する巨大なサン
ドクローラーの恩恵によるところが大きいのだ。
サンドクローラーの起源は、タトゥイーンが最初に鉱山植民地として入植者を迎えたときに持ち込まれたコレリア製の頑丈な鉱石用輸送車両である。しか
し、この惑星には価値ある鉱物は何一つとして存在しておらず、採鉱を続けても利益が出ないことが分かると、これらの車両もそのま
ま遺棄されてしまったのだった。ジャワたちは即座にこの遺物に適応し、地元民たちがこれらの採鉱車両を「サンドクローラー」と呼ぶようにな
ったのもこのときからである。サンドクローラーはジャワたちにとって極めて重要な資源となった。なぜなら、彼らはこの巨大車両を住居として
だけでなく、ジャワの経済基盤の基礎を形成するドロイド、難破宇宙船、屑鉄などの捜索のために砂漠を徘徊する移動手段として利用してい
るのだ。
サンドクローラーの全高はおよそ20メートルあり、速度は遅いが、事実上動きっぱなしである。これらは古代の製品であるため、時代遅れで扱いに
くい蒸気機関の核融合エンジンが、巨大なタービンを通じて8つの大きな車輪に動力を供給している。巨大な車体はこれらの車輪を連結するキャ
タピラによって動かされ、急な坂道や山道はもちろん、無数の障害物を踏み越えて進むことができるのだ。そのため、サンドクローラーは極めて
安定性が高く、小型の乗り物を簡単に転倒させてしまうようなタトゥイーンの強烈な砂嵐を受けても、横転することはまずありえない。
サンドクローラーの車体は全体が厚い装甲プレートによって覆われているため、ジャワたちはこれらをサンド・ピープルや恐ろしいクレイト・ドラゴンなどの天
敵から身を守るためのシェルターとしても使用している。また、彼らはタトゥイーンの水分農夫たちと活発な取引きをしているが、少なくともジャワ
の一団はサンドクローラーで水分農場を完全に踏み潰すことができるため、農夫たちはいつも自分たちが危険に晒されることを恐れている。しか
し、ジャワたちも入植者たちへの攻撃を行えば、それに対する報復があると認識しており、このような暴力行為は実際には一度も行われた
ことがない。サンドクローラーはサンド・ピープルたちによる攻撃程度なら簡単に持ち堪えられるが、露出したドライブ・モーターなど、いくつかの弱点
もあり、ブラスター・ライフルなどによる正確かつ強力なエネルギー照射には耐えることができないのだ。ただし、辺境のタトゥイーンにはサンドクローラーを減
速させる武器すらほとんど存在していないのも事実である。
ジャワは氏族単位で1台のサンドクローラーを所有しており、その人数は数百人にも及んでいる。クローラーの内部には、彼らの生活の場となる寝室や
食堂の他に、各種機械類、予備の部品、廃品、様々な機能を持ってはいるが恐怖に怯えているドロイドなどが複雑に配置されており、その
構造はあたかも迷宮のようである。一方で、車体の頂上部分にはサンドクローラーのブリッジが収容されており、氏族長もこの指令センターにいるこ
とが多い。そこからは砂漠の壮大な景色を一望することができ、偵察要員もここで各種表示機を監視しながら、スキャナや単純な金属探知機
を使って、隠された宝物を示す金属の光を探しているのだ。
ジャワたちはタトゥイーンの荒地に破棄されたドロイドを捜索する際に、安全な我が家であるサンドクローラーから離れることもあるが、彼らは概して臆
病者であるため、必ず大勢の集団を形成して行動している。そして、新たなに発見された獲物は、ジャワのイオン化ガンによって行動不能に
させられ、磁気吸引チューブ(本来は採掘した鉱石を運び込むために使用されていた)を使って内部に収容されることになる。だが、より
大型の機械を発見した場合は、開閉式の鉱石用荷積みランプを開いて、直接車両の内部に収容することもある。逆に、水分農夫たちに販
売品のドロイドを見せるときは、このランプからすべてのドロイドを地上に下ろし、一列に並ばせるのである。
サンドクローラーは年代物であるため、現在使用されているものは定期的なメンテナンスを必要としている。さらに、タトゥイーンに現存するサンドクローラーの
数を正確に把握している者は、ジャワたち以外に誰もいない。だが、そのジャワたちも十分な予備部品を所有してはおらず、そのため彼ら
のサンドクローラーは常に応急処置の状態で動かされており、いつも過負荷の状態にあるのだ。しかし、ジャワたちを見ていると、彼らが永遠に
これらを動かし続けるように思えるのも事実である。通常、複数のサンドクローラーが連なって旅をしていることはほとんどないが、ときおり
何台かのクローラーが品物や情報の交換のため一同に会する「古物交換会」の存在も知られており、彼らはこのときに自分たちの氏族のサンド
クローラーの予備部品を交換しているのだろう。
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