シス・スピーダー
Sith Speeder
機種名:カスタム・FC-20スピーダー・バイク
製造元:ラザロン社
速度:時速650キロメートル
大きさ:全長1.64メートル
操縦要員:1名
武装:自動操縦装置
暗殺者はみな、獲物を追跡し、標的を待ち伏せするための、高速かつ静寂な乗り物を必要としている。ダース・モールの場合、その役割を
果たすものは滑らかな流線型をしたカスタムビルドのスピーダー・バイクだった。シスの戦士たちの伝統に習い、モールは自分のバイクに力強い認識を
持てるような猛獣の名前を付けている。彼は自分のバイクを<ブラッドフィン>と名付けたが、これはモールがかつてアウター・リムの惑星の海で遭
遇した邪悪な水中のハンターのことである。
あらゆるスピーダー・バイクと同様に、<ブラッドフィン>は後方に強力な推進エンジンを搭載した小型リパルサーリフト艇である。エンジン・システムは急加
速ができるように設計されており、屋外ではほんの2、3秒ほどで最高速度に到達することができる。一方で、<ブラッドフィン>は奇妙
な曲型の形状をしているが、実はこのような構造によって重心を非常に低く保つことができ、スピーダー・バイクとしてのコーナーリング能力
を劇的に向上させているのだ。また、小さな機体は敵にとっても攻撃を当てることが難しく、敵と遭遇したときでも生き延びやすく
なっている。
ダース・モールは敵を追跡するために<ブラッドフィン>を使用しており、捕らえた獲物は直接自分の手で抹殺することを好んでいる。事実、
このスピーダー・バイクには武器がまったく装備されていないのだ。また、このバイクは操縦席が開けているため、シートから直接離脱し、即
座に戦闘を開始することができる。モール自身もバイクから飛び降りる技に精通しており、そのまま戦闘に突入することで、目的を達成す
るにはレーザー・キャノンもその他の似たような武器も全く必要ないことを示している。さらに、<ブラッドフィン>には自動ブレーキ機能も搭載さ
れており、ハンドルから手を離すと自動的にゆっくりと速度が弱まって、安全な停止を行うようになっている。そのため、モールが突然バイク
から離脱しても、衝突や転倒は回避されるようにできているのだ。
また、このバイクにはシールドやセンサーも用意されておらず、モールが弱さの証であると考えた他の追加装備もすべて外されている。その一方で
、彼は<ブラッドフィン>に自動操縦システムを搭載しており、腕に取り付けたコムリンクで、最大8キロメートルの距離からこのバイクを召還し、操ること
ができる。しかし、離れていても目視可能なところにある場合、モールはフォースの力を使ってスピーダーの制御を調整し、純粋な意思の力に
よってそれを操縦することが多い。
モールのインフィルトレーターと同様に、シス・スピーダーは邪悪なシス・オーダーにおける伝統的な乗り物であり、銀河系の歴史に登場するすべてのシス・スヒ
゚ーダーが等しく高速なバイクだった。また、接近戦を好むモールの性質も彼独特のものではなく、先人たちの大半が、同じようにスピーダー・
バイクを武装することを避けていた。その代わりに、古代のシス卿たちは、自分たちのバイクを神秘的なルーン文字や、おぞましい戦利品、盗
んだ工芸品などで装飾することを好んでいたようである。
<ブラッドフィン>は、実はモールが所有している数台のシス・スピーダーのなかの1台だった。通商連合によるナブー侵略の直前に、モールはT字型のスヒ
゚ーダーを使用していたが、コルサントにおけるジェダイ・マスター、アヌーン・ボンダーラとの戦いで破壊されてしまったのだ。噂によると、彼はレーザー・キ
ャノンと小型偏向シールド発生装置を装備した武装攻撃用スピーダーも所有しているらしいが、そのような噂には何も具体的な証拠が存在してい
ない。
モールのスピーダー・バイク(おそらくは彼の所有する最後の1台)は、彼がナブーで死亡した際に、共和国によって押収された。しかし、後にそ
れはインフィルトレーターと共に行方不明となり、その後二度と発見されていない。誰がどのようにして持ち出し、どこに隠しているのかも、まっ
たく分かっていないのだ。
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