TIEファイター
TIE Fighter
機種名:TIE/lnスターファイター
製造元:シーナー・フリート・システムズ社
級種:格闘戦用宇宙戦闘機
分類:宇宙戦闘機
大きさ:全長6.3メートル、全幅6.4メートル、全高7.5メートル
速度:4,100G、100MGLT、10SU/STP、時速1,200キロメートル(大気中)
操縦要員:1名
航続期間:2日
価格:60,000クレジット(新品)、25,000クレジット(中古)
動力機構:シーナー社製I-a2b太陽光イオン反応炉
推進機構:シーナー社製P-s4イオン・エンジン 2基、シーナー社製P-w401イオン推進ジェット 2基
航行装備:シーナー社製N-s6航法コンピュータ・ユニット、シーナー社製F-s3.2航空電子制御装置 ...
武装:シーナー社製L-s1レーザー・キャノン 2基(連動式)
機体材質:チタニウム合金(能率15RU)、クワダニウム(ソーラー・パネル)
TIEファイターの主な任務は艦隊の護衛、偵察、前線のパトロール、地上戦の支援、密輸業者や海賊の討伐、そして反乱軍の鎮圧である。多くの
宇宙パイロットにとっては、スター・デストロイヤーよりもむしろTIEファイターの方が帝国軍の力の象徴として受け取られている。それは、スター・デストロイ
ヤーと遭遇することは希だが、TIEファイターは銀河系の至る所を飛んでいるからだった。
共和国シーナー・システムズ社によって設計、製造されたT.I.E.と呼ばれる初代機は、銀河系で最も優れた宇宙戦闘機としての名声を得ること
になり、その緒戦から高い性能を発揮していた。共和国の崩壊後、シーナー・フリート・システムズと改名した同社はT.I.E.の改良型であるTIEファイ
ターを開発し、帝国の要求に応じて大量生産を続けたが、デス・スター計画によって資源の転用が行われたときには徐々に生産ペースも落ちて
いった。しかしそれでも、帝国軍は現在までに10万を超すTIEファイターを実戦に投入している。
6角形のソーラー・パネルからも分かるように、TIEファイターに採用された推進システムは極めて独特なものである。推進システム内ではイオン化されたガス
を粒子加速器によって光速にまで加速し、それを後部噴出口から吐き出すことによって機体を推進させている。TIEファイターは慣性質量が
極めて有効的に活用されているため、燃料はごく限られた量しか運んでおらず、その結果、ツイン・イオン・エンジンは比較的軽量な機体に強
い推進力を与え、素晴らしい速度と機動性を生み出している。ツイン・イオン・エンジンを最大出力にすることによって、TIEファイターはインコムT-16
のような小型宇宙戦闘機の頂点に存在するものさえも凌駕する速度を発揮することができるのだ。
TIEファイターのパイロットはイオン粒子をあらゆる方向に噴出させることができ、これは機体に優れた操縦性を与えることになる。特に熟練者に
なるとアクロバット的な操縦法を行うことも容易であるが、速度を落とすための逆噴射によって機体が大きな損傷を受けることがあるので
注意が必要である。そのため、TIEファイターは素早い旋回はできても、急停止することはできない。
反乱同盟軍で使用されている多くの戦闘機と異なり、TIEファイターにはハイパードライブが搭載されていない。第1の理由は同盟軍の戦闘機が
単独で展開されるのに対して、TIEファイターは通常は大型艦船と行動を共にすることになるため。第2に、ハイパードライブはそれ相当の質量
をもち、搭載させることによってTIEファイターの優れた機動性が失われてしまうため。第3に、ハイパードライブはコストがかかるためである。こ
の結果、母艦からはぐれたTIEファイターは文字通り死の世界をさまようこととなり、この問題は無数のTIE製造工場でも大きな物議を醸す
ことになった。
TIEファイターは球形の機体内部に2基のシーナー社製L-s1 レーザー・キャノンを装備している。初期型ではレーザーのエネルギーもイオン・エンジンから流用して
いたが、激しい戦闘の際に使い過ぎることによって機動性を減少させてしまうため、現在最も標準的な機種となっているTIE/lnでは
独立したエンジンを搭載させることによって射程距離と威力を増加させている。
本質的に、イオン・エンジンには駆動個所も高熱部も存在せず、そのためTIEファイターは他の戦闘機よりも整備作業が少なくて済むようになっ
ている。しかし、TIEファイターのシステムは小さな機体の中に高密度に詰め込まれているため、点検や修理が非常に難しく、実際に修理が行
われる場合も数日から数週間かかるのが普通である。ただし、部品は帝国軍で用いられる一般的なものが多いため、簡単に準備する
ことが可能である。
TIEファイターの最大の弱点は偏向シールドを装備していないことである。ソーラー・パネルと頑丈な機体がある程度の防御にはなっているが、偏
向シールドがないため軍用レーザーやヘヴィ・ブラスターによる直接攻撃を受けやすい。表向きには、パイロットたちの巧みな操縦によって弱点を補
うことになっているが、実際には数に任せた攻撃と多くの犠牲に頼っている部分が多い。
TIEファイターのパイロットは帝国軍のエリート兵によって構成されており、資質を持った候補生たちは大部分が前線で鍛え上げられた志願兵であ
る。しかし、その多くは既にパイロットや航法士として認められた人材であり、TIEファイターのパイロットとなるには厳しい選考過程を潜り抜け
なければならない。噂によると合格率はわずか10%程度であり、不合格者はもとの所属に戻されるという。一方、合格者は数百時間
の実飛行を伴う長時間の徹底した訓練を受けるが、スター・デストロイヤー艦隊によって更に多くの訓練が要求され、飛行環境や任務への欲
求が駆り立てられる。
TIEファイターは任務に関わらず通常は編隊で行動し、退路の開拓、敵艦の強奪、艦隊や地上軍への支援など、必要に応じて同等に任務を
遂行している。TIEファイターの1個中隊は12機で構成され、多くのスター・デストロイヤーは6個中隊を格納している。帝国軍の通常の戦術では2個
中隊が艦隊の護衛に当たり、別の2個中隊が前方の偵察、残りの2個中隊が後方支援に付いている。
地上基地に配備されたTIEファイターも宇宙艦隊に所属しているが、そのパイロットたちは守備隊の命令に従っており、地上のパイロットと宇宙基
地のパイロットの間にはライバル関係が存在している。そのため、酒場や帝国の保養惑星では小競り合いも多発しているようである。
一部の惑星や私設軍でも初期型TIEファイターが使用されていることがあるが、多くのパイロットは十分な訓練を受けていないため、帝国軍ほ
ど効果的な使い方はされていない。
帝国軍はその後もTIEファイターに多くの改良を重ね、高感度センサーと長距離通信装置を搭載し、レーザー・キャノンを1基にした偵察専用機のTIE/r
c、正確な火力調整装置とレーザー照準装置、高性能通信機を搭載したTIE/fc、拡張した機体に広域魚雷と爆弾を搭載した爆撃機TIE/gt
など、何種類かの特別な機種を製造している。その中でも特に大きな成果を上げたのは、その後に登場した爆撃専用機のTIEボマーと高
速型のTIEインターセプターである。
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