Yウィング・スターファイター
Y-wing Starfighter
機種名:BTL-S3 Yウィング・スターファイター
製造元:コーンセイヤー社
級種:戦闘爆撃機
分類:宇宙戦闘機
大きさ:全長16メートル
速度:2,700G、70MGLT、6SU/STP、時速1,000キロメートル、操縦性基準50DPF
操縦要員:1名、砲手 1名
積載重量:110キロ
航続期間:1週間
価格:135,000クレジット(新品)、65,000クレジット(中古)
動力機構:サイオダイン社製O3-R低温パワー・セルおよびイオン化反応炉、ノヴァルデックス社製パワー・ジェネレータ
推進機構:コーンセイヤー社製R200イオン核分裂エンジン 2基(能率250KTU) ...
航行装備:サブプロ社製NH-7航法電子制御パッケージ ...
武装:テイム&バック社製IX4レーザー・キャノン 2基(連動式) ...
機体材質:チタニウム強化型アラスチール合金(能率40RU)
Yウィングは同盟軍が最も多く失った戦闘機である。しかし、これはYウィングの性能が他の戦闘機よりも劣っているからではなく、Yウィングが
同盟軍で最も多く使用されていた戦闘機だったという証拠に他ならない。事実、Yウィングは最も器用な戦闘機とされ、非常に多くの目的
に使用されていた。現在では、速度、機動性、攻撃力の点で他の戦闘機にはおよばないが、Yウィングは激しい使用にも耐え得る信頼性を
抱かれている。
同盟軍では単座式のBTL-A4、複座式のBTL-S3という2つの標準機種が使用されており、両者の武装は完全に同一である。テイム&バック社製
の短銃身型レーザー・キャノンは後翼中央のノヴァルデックス社製エンジンからエネルギー供給を受けており、シールドに覆われた動力ケーブルは後方翼桁から外
側を通ってコクピット・モジュールへと繋がっている。2基のキャノンは連動させることも可能であり、機首内部の砲架から航行軌道にそって鮮明
な平行衝撃波を描くように発射される。
重装備の標的を攻撃するために、Yウィングはアラキッド社製のプロトン魚雷発射管も2門搭載している。発射管はコクピット・モジュールの両側に設置さ
れた兵器ベイに格納されており、パイロットまたは砲手が作動させると、装甲扉がスライドして本体が露出される。魚雷は中央の弾倉から両方
の発射管へ送られ、必要に応じてそれぞれ8発まで発射できる。弾倉は外装の底面に取り付けてあるため、地上作業員は素早く簡単に
使用済みのものを交換することができる。
コクピットの後方中央部には長銃身の軽イオン・キャノンが2基取り付けられている。単座式のBTL-A4では照準コンピュータがイオン・キャノンの発射を支援し
てくれるはずだったが、製造過程の試験でコンピュータの性能が振るわなかったため、取り除かれてしまった。そのため、イオン・キャノンは定位
置からのみ発射され、パイロットたちは飛行のたびにその位置を調節し、単純に直線発射させるか、または後方発射させるかを選ばなけれ
ばならなかった。その後、A4は改良によって後部座席のあった場所に大型需品格納庫と高性能航法コンピュータを搭載させられ、<ロングプロ
ーブ>と呼ばれる偵察任務専用機になったのである。
複座式のBTL-S3では、後ろ向きに座る砲手が頭上のイオン・キャノンの操作を行う。イオン・キャノンは360度回転可能で、60度まで傾斜させること
もでき、機体を旋回させることによって、パイロットは周囲にいるあらゆる敵機に銃口を向けることができる。このため、A4型よりも正確
な射撃が可能であり、戦闘時には主にS3型が前線に展開されることになる。
コーンセイヤー社はすべてのYウィングにアストロメク・ドロイド専用ソケットを装備させている。通常、ドロイドとしてはR2ユニット、またはR4ユニットが用いられ、
中央回路と直結してエンジンや動力システムなど、あらゆる飛行状態を監視している。ドロイドが急激な高度変化と状態制御を調整することによ
ってより安定した航行を持続させてくれるので、パイロットはわずらわしい作業から解放され、他のことに集中できるようになる。機体に
機能不全や損傷が発生すると、航法コンピュータはパイロットとドロイドに警報を発する。パイロットが操縦に追われているときは、エンジンに組み込ま
れた消火器の作動や、動力排出システムの切断を行うことによって、ドロイドがそれに応じることになる。また、ドロイドは制御を回復させる
ための回路の再発信、ショートした装備の再始動、遠隔自動制御装置と油圧装置による広範囲な修復などを行うこともできる。
多くの同盟軍の戦闘機と同様にYウィングもハイパースペース航行が可能だが、複座式のBTL-S3は優れた航法コンピュータを装備していないため、必
要十分な航路計算とエネルギー調節を行うことができない。しかし、R2ユニットには必要な情報を蓄積させることができ、10回程度の跳躍なら
最終的な調整を任せることも可能である。ただし、より簡易的なR4ユニットの場合には1回の跳躍しか安全にこなすことはできず、ハイパースヘ
゚ース航行にはほとんど利用されていない。一方、単座式のBTL-A4<ロングプローブ>はR2ユニットを上回る性能の航法コンピュータを搭載しており、
事実上跳躍回数に制限がないため、深宇宙での航行や長期任務によく使用されている。
Yウィングの亜光速航行を支えるのは2系統のコーンセイヤー社製イオン核分裂エンジンである。これらは後方翼桁の両端に取り付けられており、両エンジ
ンから伸びる4本の支柱が排出路となって排気板を支えている。排気板はYウィングのセンサーの精度を維持するため、熱いエンジン排気を発散さ
せている。このような排気板を使用していることからも、Yウィングが他の戦闘機と比べていかに時代遅れであるかが分かる。非常事態に
なると、パイロットはエンジン推力を逆転させるために排気板を閉じてしまう。しかし、このとき排気板とそれを支える支柱は燃え尽きてしま
うため、通常はこのような離れ技は一度しか行うことができない。
エンジンは中央翼桁と後方翼桁に装備された偏向シールド発生装置にもエネルギーを供給している。シールドは最大出力で全体を覆うことも、破損
部分だけを覆うこともできる。Yウィングのシールドは非常に強力だが、特に強化されているBTL-S3でさえも一度貫通されると装備がすべて
むき出しとなるため、簡単に破壊されてしまう。
エンジンの前方に取り付けられたドーム型のカバーには、Yウィングの2重センサー装置が格納されている。これらは両方ともファブリテク社製のANx-y受動
および能動センサーパッケージであるが、アンテナがエンジンと直結しているためよく震動が走り、十分な能力を発揮できていない。特に受動センサーは
影響を受けやすく、遠方の標的を捕捉したときは非常に疑わしいが、能動センサーは通常兵器の射程距離に関してはほとんど影響を受けな
い。訓練を積んだ砲手は航行中でもセンサーの調整が可能だが、単座式Yウィングのパイロットは少ない情報でそれをこなさなければならないのだ。
コクピットの中央開閉式の天蓋は広い強化トランスパリスチール製であり、乗員に360度の視界を与えている。しかし、機体の上下には大きな死角が
あり、多くの乗員はそれを補うためにカメラを設置している。BTL-S3では2人の乗員は緊急用のコーンセイヤー社製射出シートに座り、パイロットと砲手
のどちらかが射出シートに点火することになるが、発射はどちらのシートでも可能である。
同盟軍の諜報部では小型かつ高速であることから、数機のYウィングを長距離連絡機として利用している。これらの機体は何らかの改造が
なされており、貨物区画を広げるためにイオン・キャノンが取り外されているものもある。
Yウィングはハンガーや基地からの離陸の際に3基のリパルサーリフトを利用しており、これらは天蓋の左端下にある離陸ギアを倒すだけで操作するこ
とができる。また、同じものが機首の下にも取り付けられているため、地上にいる誘導員が直接機体を動かすことも可能である。
帰還する
スターウォーズ伝説